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続いている着物まわりのもろもろ
去年の晩夏あたりから、着物まわりの見直しをしています。
子供を産んでからはなかなか着物を着る気になどなれず
いつだったか大幅に整理して以来そのままにしていました。
そうこうしている間に移住することになり、ここ数年はそのことにかかりっきり。
移住先の軽井沢に念願の茶室が完成し、教場として登録しお弟子をとることとなり、
優先順位の高いものが多すぎる日々を過ごしてきたように思います。
私が長年学んでいる江戸千家では、昨年、代替わりがありました。
私が直門として入門して以来ずっと師事している十世家元から、
ご子息である十一世へと家元が継承されたのです。
そのことは少し前からもちろん知っていて、それにまつわる茶会や祝賀会があるだろうと
容易に想像できました。
直門として一世一代のことです。お祝いの気持ちを表すためにも、そろそろ整える時期が来たと感じていました。
まずは、自分が何を持っているのか改めて点検です。
袷の着物の中で、格が高いものは何枚あって普段使いのものは何枚あるか。
単衣や夏物は何枚あるか。またそれらに合う帯はどうか?など改めて見てみました。
私の場合はお茶で着る着物になるので、お茶(お稽古も含む)で使いやすかどうかを考えます。
すると、案外帯が足りないなとか、こういう着物は新調したほうが良さそうだ、などが見えてきます。
もちろんサイズの点検も大事。20代の頃の着物や祖母からのお下がりもあるので
多くが直しが必要だということが分かりました。
着物の視認性を高めるためにも、私は畳紙を全て同じもので揃えています。
これは本当にやっておいて良かったと思うもののひとつです。

また、写真を撮ってスマホ内ですぐ見られるようにもしています。これも便利です。
今回新たにやったことは、スプレッドシートでの管理表を作ることです。
自分が訪問着を何枚持っているのか、またそれに合わせられる帯はどれか、
という内容を表で見られるようにしました。
これを作成すると、自分に何が足りなくて、何がもう十分かがすぐに分かるようになります。
もうひとつやったことは、実際に長襦袢を着て、帯手前まで着てみること。
何枚も着て骨が折れましたが、これで何が分かるかというと、「着たい」か「着たくない」かです。
着られるけど着たくないものは、きっと袖を通さないだろうと思うのです。
そう感じた着物は、全部で4枚ありました。前回は残したのに(なんなら直したのに)、
今回はもう着ないだろうと思いました。全て、自分で選んでいないもの(お下がりだったり買ってもらったもの)です。
その中で1枚は娘に取っておこうかなと思っていますが(似合いそうなので)、あとは手放してもいいかもしれません。ゆっくり考えようと思います。
さて、直してでも着たいと思ったものはこれから直しに出します。

お茶で着る着物と一言で括られることが多いですが、実はその中でもちょっと色々あるよねというのが
私の現時点での感想です。
それは何かというと、「流儀によって少し文化が違う」ということでしょうか。
江戸千家は千家の流れではありますが、自由度が高いように感じますし、「江戸」千家ですから
江戸小紋は好まれます。私が新たに誂えたいと思っているもののひとつです。
なので、お茶を習いはじめた方がどんな着物が良いのか迷った時は、本やYouTubeの情報を鵜呑みにするのではなく、「自分の先生に聞く」のが一番だと思います。
私が愛用している畳紙はこちらです。
台紙あり、薄紙ありがオススメです。